母が4月で満90歳になりました。
いつもの一日参りトリオ(母・義母・伯母)の一人です。
伯母は一月一日生まれで、一足早く90歳になりました。
義母の誕生日は9月、四ヶ月先です。
母は、ありがたいことに頭は冴えていて、好奇心も旺盛、お出かけも大好きです。
ただ、足腰が少し不自由で、介添えか、押し車がなくては一人で外を歩くのはちょっと危なっかしいのです。
90歳は卒(卆)寿、長寿のお祝いにと姉妹3人で母を連れて一泊旅行に行くことに。
「どこに行きたい?」と聞いたら、「戦後間もない20歳のころ働いていた三島のお料理やさんを訪ねてみたい」とのこと。
キーワード?は三つ、「近くに神社があり、傍を川が流れていて、チンチン電車が通っていた」
70年も前のこと、もちろん当時のお料理やさんもあるかどうかわからないし、何より駅名も神社名も、お料理やさんの名前も覚えていないのです。
雲をつかむような話しを頼りに、母娘四人で車で出発PM2時半。
3時間半で予約しておいた熱海のホテルに無事到着。
サプライズプレゼントは、子・孫・ひ孫、ワンちゃん、ニャンちゃん総勢31名と4ワン、4ニャンコからの写真とメッセージ入りの手づくりアルバム。
感激して思わず嬉し泣きの母を見て、みんなで協力して作った甲斐があったと、私たちも嬉しくなりました。
二日目は熱海観光、貫一・お宮の像の前で記念写真、ちょうど見ごろのバラ園を見て、
今回の一番の目的、三島に向かいました。
交番に聞いたり、お店の人に聞いたり、あちこち迷ってたどり着いた先は
「チンチン電車、 神社、 川」
↓
近辺の老舗の人に聞き込みしましたが、何しろ70年も前のこと、働いていたという料理やさんを知っている人には会えませんでした。
ここだっていう確証はとれなかったもの、母も「ここまで連れてきてくれてありがとう、もう十分だよ」と言ってくれました。
神社のすぐそば、うなぎの老舗「桜家」さんで、おいしいうな重食べて、帰路につきました。
90歳までは25年先の鍛冶屋の嫁、母のように元気に卆寿を迎えられ、そして娘たちと一緒に旅行できるよう、それには健康第一、ウォーキングにラジオ体操に、そして仕事も、90歳トリオのように元気で老後を迎えられるよう、がんばらなくっちゃと思った母娘旅行でした。